『かぐやのかご』
塩野米松・作 はまのゆか・絵
佼成出版社
絵を担当させていただきました『かぐやのかご』が、
電子書籍化されました。
ぜひ、一読いただけると嬉しいです。
どうぞよろしくお願いいたします。
『大きな声で泣きながら学校から帰っていた清香に、
竹の束を持ったおばあちゃんが話しかけてきました。
おばあちゃんは竹細工の名人でした。
魔法のような手さばきで、
柔らかく形を変えられていく竹を見るうちに、
清香の心は安らいでいきます。
清香は学校であったことを語り出しました。
友だちの失敗を自分の身にかぶってあげたのです。
それを聞いたおばあちゃんは、「トガ負い比丘尼」の話を始めました。
繊細で優しい清香。おだやかだけれども芯の通ったおばあちゃん。
世代も性質も違う2人に、
竹細工のような温かくゆるぎない友情が生まれます。』